骨髄異形成症候群          検査入院へ
病状と治療予定について

平成16年6月3日(木) 風邪のため、西村内科を受診。
6月8日(火) 西村内科 風邪の治りが悪いので、再度受診。血液検査を実施。赤血球、白血球、血小板の減少が発見される。

6月11日(金) 西村内科 再度受診の際、骨髄穿刺を実施。血液検査の結果、血液生成に必要な葉酸、ビタミンB12の減少はみられない。従って、血球生成の原料不足ではなく、血球生成能力に問題がある可能性があると言われる。

6月14日 (月) 西村内科 後日、骨髄穿刺の結果が返ってきて、骨髄異形成症候群と診断される。5年後の死亡率は60〜80%、およそ100症例中、16年後の生存者は6名だという。

6月16日(水) 西村内科 血液検査 遺伝子レベルの骨髄検査で7番染色体の欠損が発見される。したがって、骨髄異形成症候群の中でもインターミディエイトUで比較的進行が早いタイプであることが判明。

6月19日(土)西村内科 血液検査 経過観察

6月21日(月) 西村内科 血液検査

6月23日(水) 西村内科 血液検査

6月26日(土)西村内科 血液検査

6月27日(日) セカンドオピニオンを得るために、地域医療センターを受診。心電図、血圧異常なし。血球3系統の減少がみられる。消化管からの出血がないかを検査することを勧められる。

7月3日(土) 服部胃腸科にて胃カメラ、大腸スコープ、腹部エコー検査を実施。消化管に異常は認められない。その結果を持って地域医療センターを受診。血液疾患の疑いありということで、血液内科の受診を勧められる。

7月5日(月) NTT西日本九州病院受診。血液検査の結果3系統の減少が認められる。

7月10日(土) 西村内科 血液検査

7月12日(月) NTT西日本九州病院にて、葉酸、ビタミンB12の減少はみられず、骨髄異形性症候群と診断される。
7月13日(火) 国立病院機構熊本医療センターにて、X線撮影、血液検査、骨髄穿刺を行う。

7月20日(火) 国立病院機構熊本医療センターにて、骨髄穿刺の結果から、骨髄異形成症候群と診断される。血液検査を行う。

7月26日(月) 西村内科 血液検査

7月30日(金) 西村内科 化学療法をして時間を費やし、体を傷つけるより、骨髄移植を勧められる。

8月3日(火) 西村内科 国立病院機構熊本医療センター宛の紹介状をもらう。

8月5日(木)〜7日(土) 国立病院機構熊本医療センターに検査入院 血液検査、胸部X線撮影、肺機能検査、検尿等を行う。

8月11日(水) 弟がドナーとなりうるかを調べるため、弟と父の白血球HLA検査を行う。

8月18日 (水) 国立病院機構熊本医療センターにて血液検査。HLAのタイプが2桁の段階では移植が可能かどうかが判断できないので、再度、遺伝子レベルの検査を行うという方針が立てられる。

8月25日(水) 国立病院機構熊本医療センターにて血液検査。弟のHLAタイプを遺伝子レベルで調べるための血液検査を実施。

9月1日(水) 血液検査

9月8日(水) 国立病院機構熊本医療センターにて弟とHLAが6項目で4桁まで一致したことを聞く。

9月15日(水)  国立病院機構熊本医療センター 血液検査。移植する場合、造血幹細胞の採取方法として骨髄から採取する場合と末梢血からの場合のメリットとデメリットの説明を受ける。

9月22日(水) 血液検査

9月29日(水) 血液検査 弟の検査結果を聞く。移植方法を骨髄移植に決定する。

10月6日(水) 血液検査 今後の予定について説明を受ける。

10月12日(火)〜15日(金) 検査入院 右上顎第3大臼歯と左下顎第3大臼歯に齲歯が発見される。
    10月14日(木)右上顎第3大臼歯を抜歯

10月19日(火)風邪のため内科を受診。

10月21日(木) 左下顎第3大臼歯を抜歯

10月22日(金) 前日の処置箇所の観察および消毒

10月27日(水) 血液検査ヘモグロビン値6.8

今後の予定
11月8日(月)〜入院 2〜3ヶ月間の予定 
    初めの1週間ほどかけて、現在の本人の造血作用が機能しなくなるように前処置をする。

11月18日(木)骨髄移植を行う。

移植の成功率は5分5分。移植後は拒絶反応が出るので、1年間ほどは職場復帰はできない見通しである。退院後は拒絶反応の現れ方次第で、入退院を繰り返したり、通院を続けることになるだろうとのことである。

1月26日(水)同種末梢血幹細胞移植をミニ移植で行う。
3月18日(金)退院
3月21日(日)帯状疱疹のため再入院
3月28日(月)退院
4月21日(木)貧血の進行(ヘモグロビン値4)のため再入院
5月 3日(火)退院

 以後自宅療養。ほぼ1週間おきに通院、血液検査の結果に応じて赤血球、血小板の
輸血。段階的に免疫抑制剤の量を減らす。(ネオーラルは10カプセル/日が 0カ
プセル/日に、ステロイド剤のプレドニゾロンは6錠/日が1錠/日に減少)
現在は通院はほぼ2週間に1度。赤血球の輸血は1ヶ月に1度ほど。血小板輸血頻度
はもっと少ない。
  主治医の話によれば、体力は健康時の約3分の1。ヘモグロビン値は6前後(健常者
は14程度)血小板の数は1万前後。3万程は欲しいところだが、1万あれば日常生
活にはさほど支障はない。デスクワークは問題ないが、学級担任や体育大会練習参加
は無理。帯状疱疹後の頭痛残存。職場復帰のためのトレーニングは行うのが望ましい
とのこと。

検査入院へ

ホームへ戻る